俗に言う「二人目不妊」は、一人お子さんがいて、その後次のお子さんがなかなかできない状態であり、不妊症治療を受けているカップルのうちの約3割とされています。出産後の授乳期間中は卵巣機能が低下していますが、授乳を終了してからも月経不順がある場合は、排卵が正常に回復していないこともあるため、早めにホルモン検査を行うことが必要です。また、出産が帝王切開だった場合や出産後に骨盤内感染が起きた場合などでは、卵管周囲に癒着が生じ、卵管の閉鎖や卵子のピックアップ障害などが起こっている可能性もあります。さらに、男女とも、30歳後半から卵子、精子の質の低下や卵巣機能、男性機能の低下が徐々に起こるとされており、一人目を妊娠された時と比べ、今後さらに妊娠する・させる力が低下してくることも考えられます。統計上、1年間避妊をせずに普通に夫婦生活を続けていれば 、約80%の方が妊娠するということもあわせて考えると、検査をして頂くことをお勧めします。
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