2020.04.10
現在の新型コロナウイルス感染症蔓延に対し、2020年4月10日、愛知県に緊急事態宣言が出されることになりました。不妊症治療中の患者さんにおかれましては、いろいろご心配、ご不安をかかえておられることと思います。
2020年4月1日、不妊症治療の専門学会である日本生殖医学会より声明が発表され、『本ウイルスの母体から胎児への感染の可能性が不明であること』、『妊婦において重症化の可能性があること』などから、『医師は不妊治療を延期するかどうかを患者様と相談すること』、および『採卵を予定している場合はできるだけ胚凍結をお勧めすること』などが推奨されています。
(http://www.jsrm.or.jp/announce/187.pdf)
また、厚生労働省から同4月1日付として、新型コロナウイルスが妊娠に与える影響について以下の内容がリーフレットに記載されています。
『現時点では、妊娠後期に新型コロナウイルスに感染したとしても、経過や重症度は妊娠していない方と変わらないとされています』、『胎児のウイルス感染症例が海外で報告されていますが、胎児の異常や死産、流産を起こしやすいという報告はありません』、『したがって、妊娠中でも過度な心配は要りません』。
(https://www.mhlw.go.jp/content/11925000/000618011.pdf)
以上の見解を踏まえ、当院不妊症診療の基本方針は、以下のようにさせていただいております。何卒、ご理解いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
不妊症治療に関しましては、今まで通り通常の診療を行います。
治療の継続または一時延期などのご判断は、医師とご相談の上、患者さんご自身でお決めいただくことになります。
体外受精治療中の場合、採卵は通常通り行う予定ですが、全胚凍結をお勧めします。
融解胚移植について、移殖の時期をいつにするか、患者さんとご相談の上、予定を決めます。
人工授精を含め、一般不妊治療、検査は通常通り行う予定ですが、状況次第で一時診療の中止等を行う可能性があります。
尚、上記の方針は、今後の状況により変更の可能性があることを、どうぞご了承ください。
令和2年4月10日
おかだウィメンズクリニック 院長 岡田 英幹
投稿者:
2020.04.07
当院通院治療をされている患者さんへ
新型コロナウイルス感染症に関しまして、より一層の感染予防のため、
以下の点にご留意頂きたく存じます。
①ご来院の際は、できるだけマスク着用をお願いいたします。クリニック入り口備え付けのアルコールで手指の消毒もお願いいたします。
②内診時のバスタオル使用は一時中止とします。ご迷惑をおかけいたしますが、可能な限りスカートでのご来院をお願いいたします。
③少しでも発熱・倦怠感・咳・味覚障害・嗅覚障害などの体調不良がある場合は、お電話でご連絡いただき、ご来院をお控え下さい。
④診察、ご説明ご相談予定のないパートナー様のご来院はお控えいただき、できるだけ患者さんお一人での受診をお願いいたします。
今後もコロナウイルスの感染予防に最大限努め、患者さんが安心して治療できる診療体制を維持してまいります。
令和2年4月7日
おかだウィメンズクリニック 院長 岡田 英幹
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